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みうらじゅんのエッセイ【書評一覧】 > PEACE
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作品名: PEACE 作家名: みうらじゅん ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ みうらじゅんのその他のエッセイ |
タイトルからも分かるように、どうもこの『PEACE』は以前紹介した『LOVE』の姉妹本らしい。
LOVEとPEACEで<LOVE&PEACE>だ。
1990年から2003年までに書き散らかした文章を集めた一冊になっている。
全体に統一性はなく、漠然とみうらじゅんの13年間を辿るエッセイ集になっている。
テーマは音楽、映画、エロ、仏像、そして何より自分。<自分マニア>を自称するみうらじゅんらしい、the自分語り、な一冊。
ただ、実は僕はこの手の自分語りのエッセイはわりと好きだ。
みうらじゅんの場合「親孝行」とか「仏像」など、あるテーマに即したエッセイも多く存在するんだけど、それらのエッセイって、こんなところに着目できる俺って、っていう美意識があって、やっぱり僕にはついていけない。
一方で自分語りのエッセイって、もうどっぷり自分大好きな内容(たとえネガティブに語るとしても)ではあるんだけど、その人の生きざまがもっとも表れるものだと思う。
そしてさすが<自分マニア>だけあって、みうらじゅんの自分語りは抜群に面白いのだ。
こういうときのみうらじゅんの文章は、僕が敬愛する中島らものエッセイを思わせるものがある。
「中途半端にかしこくなるよりも、素晴らしいバカになるために努力をするべきだ」
絶好調で名言続出。名言集もチェケラウ。
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