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書評ブログの【笑える本を読もう!】

書評ブログの【笑える本を読もう!】

浅田次郎
・・・『プリズンホテル』シリーズや『きんぴか』シリーズなど、笑える名作を多数世に送り、管理人を喜ばせた作家。実は『鉄道員』(ぽっぽや)や『メトロに乗って』などの純文学が本家だったりする。

「死ヌコトニ理由ハイラナイケド、生キテクタメニハ理由ガイリマス」
「倫理が法律に優先するのは自明であります」
「いいか、誰が何と言おうと、人間は不幸の分だけ幸福になる権利がある」
「東京まで。男一枚。銅像一枚」
笑いこそが人間をあらゆる苦悩から救い、苦境から立ち上がらせる凛々たる勇気のみなものであると、私は信じている。
どんな極悪非道の、あるいはくすぶった人間でも、自分で思いつめるほど他人の迷惑にはなっていない。しかし、死なれれば周囲の人間は一生迷惑する。
人は情熱だけで存外生きてゆける。
狭い塀の中で何年も面白くもおかしくもない連中とツラを突き合わせて暮らすことが修行なら、この広い世の中、玄関を出て三歩あるけば修行だらけであります。
社会は年齢や経験にかかわらず、等しく同時代を生きる人間に機能する。
小説の始原は聖書であり仏典であり、数々の神話であり、読み書きを知らぬ多くの人々に人間として生きる道や秩序や道徳を、たとえ話の形で教示しようとしたものであると、私は信じている。
喝采に対して胸を張れない男は卑怯者である。
自分の損得のわからぬような人間は、他人の損得をあれこれ考える資格はない。そういうやつを「お節介」という。
私は口先だけの「ありがとう」や「ごめんなさい」は嫌いである。有難いと思うのであれば恩義は体で返さねばならず、すまなかったと思えばやはりその責任は体で負わねばならない。
「小説は嘘には違いないが、誠実な嘘でなくてはならない」
「世の中ってね、幸せのかたちはみな似たりよったりだけれど、不幸のかたちはどれも別々なの」
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