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笑える本を読もう! > 浅田次郎の小説【書評一覧】 > 血まみれのマリア きんぴか②
 

作品名: 血まみれのマリア きんぴか②
作家名: 浅田次郎
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
浅田次郎の他の小説
【書評・あらすじ】
 浅田次郎が描く、読後感爽快なピカレスク文学。第二弾。
 あまりにも真っ直ぐな人間であるがゆえに「悪党」にされてしまった3人の主人公たち。
 今回はその中の一人、ヤクザ者のピスケンが、救急救命センターの婦長「血まみれのマリア」に恋に落ちる。
 血まみれのマリアといったら『プリズンホテル 3 冬』にしれっと登場していたあの人じゃない。
 そしてしれっと『三人の悪党 きんぴか①』にも登場してたらしい。まったく気づかなかったけど。
 なに、このストーリーの微妙なリンク感。

 それにしても浅田次郎の小説は、いちいち優しい。
 それも優柔不断ゆえの曖昧な優しさではなくて、断固とした、一本筋のとおった優しさだ。
「キサマら、二十何年も生きてきて、いいことなどひとつもなかったではないか」
「人間は不幸の分だけ幸福になる権利がある」
 いくら絞ってみても、こんな台詞は僕からは出てこないよ。

 なお、この巻は読みきりではなく③に密に繋がっていると思われるので注意。

三人の悪党 きんぴか① 真夜中の喝采 きんぴか③

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