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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: ウランバーナの森
作家名: 奥田英朗
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆★★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆☆★★★★
危:☆☆☆☆☆★★★★★
奥田英朗この他の小説
【書評・あらすじ】
 奥田英朗のデビュー作。
 ジョンレノンが軽井沢で便秘になってから、う●こが出るまでの話。
 なんて書き方するとみもふたもないのだが、本当にそれだけの話しなので仕方がない。
 しかしそれだけの内容で一冊の長編小説を書いてしまうあたりのすごさ。
 さらにそこは奥田英朗、心理学がらみでしっかり読ませてくれるのだ。

 ただし、解説にあったと思うけど、内容がジョンレノンの伝説に関わるところが多いので、ジョンレノンファンだったらさぞ楽しかったろうなというのがある。
 僕はそこまで熱心なジョン信者ではないので、肝心なところでイマイチ楽しめなかった感がある。
 そんなわけで、ジョンファンに特におススメ。

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作品名: イン・ザ・プール
作家名: 奥田英朗
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
奥田英朗この他の小説
【書評・あらすじ】
 直木賞受賞作で伊良部シリーズの第一弾。
 プール依存症や陰茎強直症(勃起しっぱなし)といったトンデモな病を患ったの患者たちが総合病院の神経科を訪れるが、そこには患者たちよりもっとヤバい神経科医、伊良部一郎が待ちうけていた。
 この神経科を舞台とした物語が5話収録された短編集。

 この伊良部というキャラクター、神経科医のくせにとにかく無神経。
「心の病。もう典型的」なんて人が気にしていることをぬけぬけと断言してみせたりする。
 また空気を読むということをいっさいせず、人の迷惑そうな顔をものともせず、というより気づきもせずに、ずけずけと土足で踏み込んでくる。

 だけどこれって実は、みんなが憧れる人としてのありかたなんじゃ。

 いたずら小僧がそのまま大人になったような魅力的キャラクター。
 こんな人が本当にいたらいいのに、と思わせてくれます。

 またこの作品にかんしていうと、原作よりも映画のほうが面白い上に笑える。
 監督は『時効警察』の三木聡。主演は松尾スズキ。この面子で笑えないわけがない。
 一番のお気に入りの笑える映画です。
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