2012.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<h1>笑える本を読もう! - 笑える小説・エッセイの書評ブログ</h1>
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
 

作品名: The House at Pooh Corner
作家名: A. A. Milne
ジャンル: 洋書・小説

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
この他の笑える洋書 
【書評・あらすじ】
 ディズニーですっかりおなじみ「くまのプーさん」の原作。
 当初はしょせんガキが読むもんやとなめてたんだけど、読んでみてびっくり。むしろ、これ子どもでも分かるの?ってほどのユーモアで溢れており、大人の読み物として十分通用する笑える本だった。
 ディズニーとは別物として読むべし。

 ブリティッシュユーモアでは伝統的に、体液の種類でキャラクターの性格を分類すると聞いたことがある。
 これは日本でいうと血液型による分類に近いんではないかと思う。つまり、A型は計算高くO型は大雑把でB型はマイペース…といった具合に。
 それでたとえば、血液型によるコントを作ると、こんなのができる。

A型
「O君、君がコピーした書類ね、このすみのここ、ここにシミがついているのだがね」
O型
「え?なんかありますか?僕にはみえないけど。まあ気にならないからいいんじゃないすか」
A型
「気になるのだよ、わたしは」
O型
「誰も気にしませんよ、ふつうは。だいたいAさんは細かすぎるんですよ。だからみんな。あ…」
A型
「み、み、みんながなんなんだね。」
O型
「あ、いや…」
A型
「そ、そうか。あーそうなのか。じゃあB君に聞いてみようじゃないか。私が細かすぎるのかどうか、彼に聞いてみようじゃないか。な。おいB君。このシミね、見えるだろ。このシミについて、君はどう思うかね」 
B型
「はい。四国の形をしていると思います」
 
 いかん、本の解説しているのに自分がコントを書いてどうするのだ。
 まあとにかく、こんな風に体液にあらわされるような典型的なキャラクターが物語に登場してユーモア世界を形作る、とこういうのがイギリス文学のユーモアの伝統にはあるわけ。

 それで話を『The House at Pooh Corner』に戻すが、このプーさんの生きる世界(100エーカーの森)は、まさに上記のような典型的なキャラクターたちで溢れているのだ。
 超がつくほどマイペースなプー、小心者のピグレット、やたらリーダーシップを取りたがるラビット、なぜか常にいじけているイーヨー、などなど。
 この辺のキャラクターの性格を意識しながら読んでいくと、いくつかのページで笑える本的爆弾が仕込まれているので要注意。

 なお、もちろんこれだけメジャーな本だったら訳本もいくらでも入手できると思うけど、むしろこの作品は英語で読まないと面白くない気がする。
 それは一つに、英語的な笑いが結構あるというのがあるが、それ以上に「そのときプーさんはこういいました」なんて口調で読んだんじゃちっとも面白くないから。
 英語としては、舐めてたら読めないよ、レベル。
 難しくはないけど決して楽勝ではないので、英語の勉強や洋書の入門にいいかも。

 同シリーズ1冊目の『Winnie-the-Pooh』も合わせておススメ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

<この記事のカテゴリ>
○ 洋書【書評一覧】
<書評ブログランキング>
○ 本・読書人気ブログランキング
○ 書評・レビューブログランキング
Name
Title
E-mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事にトラックバックする:
桃色トワイライト TOP 人生うろうろ


【ブログランキング】
 笑える本を読もう!が気に入った方はクリックを。管理人のやる気がもりっと出ます。
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ブログランキング
Sponsored link
Recommend
松尾スズキ (小説)
 クワイエットルームにようこそ
中島らも (エッセイ)
 中島らものたまらん人々
町田康 (エッセイ)
 猫にかまけて
奥田英朗 (小説)
 ララピポ
森見登美彦 (小説)
 夜は短し歩けよ乙女

おススメの名言集
  • 大槻ケンヂの名言集
  • 中島らもの名言集
  • 森見登美彦の名言集
  • リリー・フランキーの名言集
  • ナンシー関の名言集
  • Follow Me
    Twitterボタン
    Twitterブログパーツ
    SEO
    Copyright (c) 2009-2010 笑える本を読もう!-笑える小説・エッセイの書評ブログ
    Powered by .