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松尾スズキの小説【書評一覧】 > 同姓同名小説
「信じてほしいんだ。みのが、みのであるために、これを見せた。逆に聞きたいのよ。俺、みの?これ、みの?どっちが、より、みの?」
【書評・あらすじ】
芸能人・有名人と同姓同名(という体で明らかに本人がモデル)のキャラクターたちが登場する短編集。
みのもんた、ピンクレディ、川島なお美、上祐さん、竹内力、広末涼子、そして松尾スズキ自身、など変人が集まる芸能界の中でさえ一際「浮いた」人たち(と同姓同名の人たち)の物語。
公園でみのもんたを拾った青年とみのの間に芽生えた愛の話(「みのがみのであるために」)、竹内力がごきげんように出演するまでの周囲の葛藤と感動(「力の魂」)、保田圭が突如「わたし」の元にやってきて、モニの人事異動がわたしのセックスに関わっていることを明かす(「モニとわたし」)、他10篇。
明らかに浮いた人を主人公に、浮いた作家、奇才松尾スズキが描く。
シュールな笑いが好きな人にはたまらないし、そうでない人にとっては苦痛になりかねない一冊。
独特すぎて、笑えるけどかなり好き嫌いがありそう。
そんなわけで人におススメ度は低めにしてある。しかし個人的にはかなり好きな作品だった。はっきりいってシュールすぎてわけは分からないが、そこがたまらなく大好きだ。
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