忍者ブログ

書評ブログの【笑える本を読もう!】

書評ブログの【笑える本を読もう!】

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SHARE THIS!!!    

作品名: 何がおかしい
作家名: 中島らも
ジャンル: 遺稿集

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
中島らもその他のジャンル本
【書評・あらすじ】
 中島らも遺稿集の第二弾。
 『論座』に連載していた笑いに関する評論(あまりにも過激と判断され掲載されなかった未発表分含む)、漫才、コント集、対談などが収録されている。
 また、2003年に収録されて放送されなかったラジオ番組が収められたCDが付いてくるのもファンには嬉しい。このCDには、社会的弱者へのやさしいまなざしが感じられる、かの名曲、「いいんだぜ」の弾き語りがノーカットで収録されている。

 『論座』での評論は、中島らもの集大成とするにふさわしい内容だった印象がある。
 「笑い」についての考察。
 雑誌の方向性から、全体的に多少お堅い内容となっている。
 特に笑いと差別に関する論考では、いつになく真剣な、研ぎ澄まされたナイフの先のような鋭い怒りが感じられた。あのらもさんが本気で怒っていた。
 読んでいてなんだか涙が出た。
 そんなエッセイだった。

 ちょっと高いけど、中島らもファン必見の一冊。
 でもファンじゃないならちょっとあれね。

PR
SHARE THIS!!!    
Name  (任意)
Title  (任意)
URL  (任意)
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Sponsored Link
Share
Ranking
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
New Reviews
Recommend
松尾スズキ (小説)
 クワイエットルームにようこそ
中島らも (エッセイ)
 中島らものたまらん人々
町田康 (エッセイ)
 猫にかまけて
奥田英朗 (小説)
 ララピポ
森見登美彦 (小説)
 夜は短し歩けよ乙女
Sponsored Link