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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: 舌先の格闘技
作家名: 中島らも
ジャンル: エッセイ・対談集

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
中島らもその他のジャンル本
【書評・あらすじ】
「牛しゃべり」を自称するほどに喋るのが遅い中島らもが、キッチュ(松尾貴史)、鮫肌文殊、いとうせいこうらトークの猛者たちを迎えて喋りの対決を行う。
 始め50ページは基礎トレーニングと称して「口べた」や「へらず口」についてのエッセイが掲載され、それから5人の猛者を迎え撃つ。 

 文章では雄弁だけど喋りはからっきしだよ、とんちんかんちんらもさん、というのが中島らものイメージなのだが、この対談集に関しては、らもさんが本当に饒舌。よっぽど楽しかったんだと思う。
 中島らも関連の対談集は何冊かあるが、中でもダントツで笑える一冊だった。

 なお、『西方冗土』の解説に「ネーポン」のことを書いたが、どうも『西方~』には載っていないネーポンの後日談をどこかで見た気がしていた。
 が、どのエッセイを見ても後日談はないので、長いことずっと気になっていたのだ。
 しかし今回この『舌先の格闘技』を再読して、ようやくその「ネーポン後日談」を発見することができた。
 まさか対談集に載っているという発想はなかった。

 して後日談がいかなるものかというと、テレビにでて人気スポットと化した「アジアコーヒー」が、調子にのって「ネーポン」を一本1000円に値上げした、という話しだった(笑)
 この話しは「第四戦特別試合 吉村智樹」にて語られている。

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作品名: ポケットが一杯だった頃
作家名: 中島らも
ジャンル: 遺稿集

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆★★★★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
中島らもその他の本
【書評・あらすじ】
 中島らも追悼遺稿集、第3弾。

 収録内容は以下のとおり。 
1.80年代から亡くなった04年にいたるまでにらもさんが残した数多くのエッセイの中からのいいとこどりしたもの。
2.大麻事件時の記者会見用の原稿(アホなことばかりメモしてある)や世界の子どもたちの未来を憂う詩「Like a Water Fall」などの未発表の原稿。
3.妻の美代子さんとの対談「夫婦の情景」を含む対談集。
4.らもさん自身による作品と舞台の解説。
5.FM大阪で放送していた「月光通信」のラジオコントを収録したCD

 特に、らもさん自身による全作品の解説はファンとしては嬉しい。
「この頃、想像を絶するくらいエッセイを書いていました」といった製作秘話が語られている。全著作を読んだ僕としては楽しい内容だった。
 それから、以前かららもさんのラジオコントを聞いてみたいと思っていたので、CDもたまらなかった。いかんせん路線がシュールでマニアックなのでシンプルに笑えるものではなかったけど、聞けただけで満腹。

 しかし、中島らもファンでなければ、というよりカリスマとしてあがめるくらい好きじゃなきゃ、2500円は高いですよね。
 ファンとしての満足度はかなり高いのだけど…。

 なお、巻末では元マネージャーにして息子の中島晶穂が寄稿している。
 息子からみた中島らもの姿がうかがえる。

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