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笑える本を読もう! > 爆笑問題のその他の本【書評一覧】 > こんな世界に誰がした-爆笑問題の日本原論(4)
 

作品名: こんな世界に誰がした
作家名: 爆笑問題
ジャンル: 漫才形式

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆★★★★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
爆笑問題の他の漫才本 
【書評・あらすじ】
「日本原論」シリーズ第4弾。
 相変わらずの軽妙な漫才形式で時代を斬る。

 内容の時期としては2002年~2003年ごろで、北朝鮮の拉致問題とか、SARS、パナウェーブ研究所(白装束の集団が電波電波って言ってた事件ね)、スーパーフリーなどの時代に当たる。
 っていうか2003年ってもう7年も前のことなのか。

 特に当時の一番大きな事件は、アメリカのイラク侵略、っともとい、イラク戦争開戦だ。
 この「笑えない」状況下、コメディアンとして笑っていないといけない境遇を、太田は「あとがき」でこう語っている。

イラク戦争や、北朝鮮の問題で、笑おうとすることは、正直疲れる。我々はいつまで笑い続けなければいけないのだろうと思うと、途方もないような気がする。
 
 今もあの頃もこれからも、いつの時代も暗い。
「こんな世界に誰がした」と誰かが言っている。
 そんな無責任な言葉に、爆笑問題はすかさずツッコミを入れる。
 
「お前だよ!」
 
 2002年から2003年の時代を振り返りながら楽しみたい人に。

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作品名: 爆笑問題の日本原論 2
作家名: 爆笑問題
ジャンル: 漫才形式

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆★★★★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
爆笑問題この他の漫才本 
【書評・あらすじ】
 実は日本原論シリーズは時事ネタばかりなので、あまり好きなイメージがなかった。
 しかし最近『世界激動編』を再読して、時事ネタも自分の思い出と照らし合わせながら読むと結構いけることに気がついた。以来爆笑問題再読ブームが訪れている。
 それにしても以前一度読んでいるはずなのにさっぱり内容を覚えていなかった。まるで初見のような楽しめ具合。まあそれくらい読み口がライトってことでしょう。

 97年から99年に起きた事件をいつものコント形式で笑う。
 97~99ってえと、僕がちょうど高校生だったころくらいか。「切れる17歳」のころくらいか。当時この言葉が叫ばれる中、僕も17歳だったんですよね。切れる17歳世代も今年で29です。
 話題にされている内容で、印象に残ってた事件としては、酒鬼薔薇聖斗とポケモンパニックと林葉直子不倫、くらいかな。
 この辺の事件を懐かしく感じれる人は楽しめる一冊かと。

 事件に対してけっこう危ないツッコミを入れるのが爆笑問題の面白いところ。
 たとえば以下の毒舌になんか胸がすっとする思いがする。

田中--クリントン大統領も事件直後記者会見して「学校での乱射事件に大変な衝撃を受けている。遺族の方や関係者に心から祈りたい」ってコメントしたぐらいだからね。
太田--そう言った直後に、ユーゴに誤爆しまくってたのには笑っちゃったけどな。お前の方がもっと殺してるよ!
 
 なお解説によると、「日本原論」シリーズに関しては爆笑問題名義ではあるが、中身は全部太田が一人で書いているらしい。

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