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書評ブログの【笑える本を読もう!】

書評ブログの【笑える本を読もう!】


作品名: リンダリンダラバーソール
作家名: 大槻ケンヂ
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
大槻ケンヂその他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 オーケンが自身がすごした80年代バンドブームを振り返る。
 ある意味、青春小説的な面白さ。青春をバンドに費やした若者たちと、バブリーに金を生むバンドブームに対応できなかった大人たち。
 電気グルーヴのピエール瀧が「俺は20年後もここままでいるんだ」と語って20年、今も本当に変わることなくカブリ物をしてフラフラ踊っている、なんて話、笑っちゃうけどなぜかジーンとくるんだよな。
 オーケンには珍しくあまりマニアックな感じではなく、誰でも楽しめる内容となっている。と、思う。

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作品名: 90くんところがったあのころ
作家名: 大槻ケンヂ
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★★★★★★
ス:☆☆☆★★★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
大槻ケンヂその他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 90年代のできごとをオーケンが自らの体験と照らし合わせながら振り返る。
 AVに女子トイレに忍び込む役で出演したり天皇が崩御した日に「ボヨヨンロック」を収録したり、といった個人的なものや、幸福の科学、ノストラダムスといった当時の世相(世紀末)に関するとってもポップな話題が満載☆
 カール・パーマーの抜けたエマーソン・レイク&パーマーが、あくまでもEL&Pであるためにコージー・パウエルを起用してエマーソン・レイク&パウエルになった話など、ロックファンなら思わず吹き出してしまうこと必至☆
 といくらポップさを演出しても、マニアックなんだよな、いかんせん。

『エヴァンゲリオン』の綾波レイはオーケンの詩(「何処へでも行ける切手」)をモデルにしている、や、町田町蔵(町田康)は駄洒落好きのひょうきんな人だった、など、なんとなくお~と思える内容もちらほらあるにはある。
 それから井上陽水に連れて行かれたバーで、暴れる野坂昭如をデーモン小暮とタモリが羽交い絞めにして制止しているのを見た、なんていう心温まる話もあったりする。ちなみにその晩、奥田民夫と井上陽水が初めて出会い、数年後に二人名義で「ありがとう」が発売されたのだそうだ。うーんいい話。

 総評、笑えます、しかし万人ウケはしません。そんな感じ。

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