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野田秀樹のエッセイ【書評一覧】 > 人類への胃散
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「またつまらぬものを斬ってしまった」
という思いだ。もっとも、こんなブログをしていると、この言葉がはたして褒め言葉なのかけなし言葉なのか、自分でもわけがわからなくなってくるのだけど。
歴史学者を自称した野田秀樹が、これまで一度も語られたことのない歴史の真実を語る。
人類の雛形、ゲルマン民族の大移動、十字軍、ナポレオン等々。
普通、エッセイというと、筆者の日常や思想なんかが短めに綴られていて、概して「気軽に楽しめる」読み物であることが多いのだけど、この『人類への胃散』は違う。
全ての話しが論としてつながりをもつ、一大エッセイなのだ。
シュールな世界観の妄想が一冊まるまる続くと考えてもらえたらいいだろう。
読むほうもガッツがいるぜ。
なお巻末には短編小説「ハルコとレンジ」が掲載されている。
キオスクの店員ハルコに訪れた神々の悪戯を描くブラックユーモア。
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野田秀樹のエッセイ【書評一覧】 > ミーハー-この立場なき人々
作品名: ミーハー-この立場なき人々 作家名: 野田秀樹 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆☆★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 野田秀樹その他のエッセイ |
今となっては存在も含めて死語なんだけど、この本が書かれたころ(1980年代)にはよほど目に余るほどのものだったのか。
ミーハー。
今でいえば何になるんだろうな。ちょっとわかんないけど。言葉自体は完全に消えた感がある。
スタイルとしては『僕が20世紀と暮らしていた頃』と似ていて、弱冠フィクション調。
故野田秀樹翁が生前語った言葉として描かれたエッセイ。
ミーハー死すともイズムは死せず、というのが21世紀の読者(僕)の感想。結構なごりは今でもあるなあと思ったり。
例えばギャルの「かわいい」なんて今でも不気味な風習だと思う。
その辺にいる野良猫かなんかつかまえて「なにぃ、このこちょーかわいいー」とかいいたがるギャルね。
なーにをいうか。あんなニャンコロがそんなにかわいいわけが、って、え、うそ、なにちょっとこの子、ちょうかわいいぃぃぃぃん。
ずべべべべべべ。
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