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書評ブログの【笑える本を読もう!】

書評ブログの【笑える本を読もう!】


作品名: おねえさんといっしょ
作家名: 野田秀樹
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★★★★★★
ス:☆☆☆★★★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
野田秀樹その他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 「野田秀樹駄文集大成」というサブタイトルからも分かるように、なんかエッセイとか対談集とかいろいろ入っている本。3冊の本を無理やり一冊にして出版したみたいな印象。おかげでずいぶん読み応えありました。
 第1章は表題作「おねえさんといっしょ」。芸能人・有名人のおねえさん(?)たちについて「京塚昌子と二人連れではこころもとないので、僕は山さんを連れていった」といったフィクション口調で、めちゃくちゃ言う。
 野田秀樹の秀逸な語り口で笑えるのだけど、いかんせんネタが古すぎる。何せ80年代に書かれたエッセイだもんな。松嶋トモ子がライオンとヒョウにかまれたことなんて誰も覚えていないだろうに!え?それ以前に松嶋トモ子って誰ですって?
 第2章は対談集。正直興味なさげな部分は読み飛ばしたけど、あったまいいなーというのが率直な感想。これくらい文化的教養をもてたらいいな。
 第3章は「そのほかいろいろ」と題されてるけど、その名のとおり、いろいろ書いてあった。時代に左右される内容ではなかったためか、この章が一番読みやすくて面白かった。

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作品名: 僕が20世紀と暮らしていた頃
作家名: 野田秀樹
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
野田秀樹その他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 エッセイか小説か微妙なところなのだけど、文中で野田秀樹自身がエッセイと言っているのでエッセイということで。
 2035年、老人となった野田秀樹が二人の孫に「20世紀で消えてしまったもの」について語って聞かせる、というスタイルのエッセイ。一話一話にショートショート的な要素もあって、そうした意味で小説としても楽しめる。
 「ガリバン」や「運動会の白足袋」といった、とっくに消えてしまったものもあれば、「カエルの解剖」「ドッジボール」といったそういや最近やってるとこ見ない、みたいなものもある。
 1993年に出版された本らしいから、連載されていた当時としては現在進行形で消えているものも多そう。野田秀樹ならではの鋭い読みが楽しめる。

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