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さくらももこのエッセイ【書評一覧】 > さくらえび
作品名: さくらえび 作家名: さくらももこ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ さくらももこのその他のエッセイ |
2000年から2002年ごろに連載されていたものをまとめたエッセイ。
当時はすでに最初のだんなと離婚し、両親と姉と息子とともに暮らしているらしい。
※巻末付録のインタビュー「おまけのQ&A」のころには漫画家のうんのさしみと再婚。
ところで読んでいて気になったのが、このエッセイの中で折に触れて語られる、息子に対して自分が「さくらももこ」であることを隠している点。
とにかく本人に直接否定することはもちろんのこと、自分がさくらももこではないことをアピールするために、わざわざ架空のテレビ番組まで作って息子を煙に巻いている。
なぜここまでしてひた隠しにするのか、理由はこの本にはかかれてなかったんだけど、サンタクロースみたいなもんなんだろうか。あるいは面白いから?
まあもうちょっと前の時期のエッセイを読んだら分かるのかな。
その他、ビートたけしが家に遊びに来た話、金魚すくいの秘訣、間違える人の話、倉本聰にウンコの話で気に入られた話、父ヒロシインタビューなど、雑多な感じで。
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浅田次郎のエッセイ【書評一覧】 > 極道放浪記①殺られてたまるか!/②相棒への鎮魂歌
以前から(勝手に僕が読んだ順、の意)折に触れてその時期についてちょくちょく書いてあったので、知ってはいたんだけど、さすがにネタかな、でもネタにしては引っ張るな、とは思っていた。で、やっぱり本当だったらしい。
今回紹介するエッセイ、「極道放浪記」の≪殺られてたまるか!≫と≪相棒への鎮魂歌≫の2冊は、浅田次郎が自衛隊を除隊してから作家デビューするまでの間に存在する「空白の期間」について綴った自伝なのだ。
というかこうしてちゃんと自伝になってるわけだからぜんぜん「空白」でもなかったんだけど。
とにかく、半極道時代(きちんと組に所属したわけではない、の意)の波乱万丈な半生ががっつり2冊分語られている。
逮捕と命をかけて大金をだまし取っったこと(本当に殺られかけている…)、案外わきあいあいとした刑務所でのベテランたちの様子(浅田次郎=ベテラン)、極道にちょうど良いマンションを借りたら入居者がほとんど組み関係だったこと、相棒とともに重ねた悪事の数々、そして彼の死。
まるで小説のような内容なんだけど、これがどうもぜんぶ自伝なんだからすごい。
事実は小説より奇なり、まさしくそんな2冊だった。
きんぴかやプリズンホテルなど、浅田次郎の作品に大いに関係する闇時代。
驚いたことにピスケンなる名前のヒットマンも実在したのだとか。
あわせて読みたい2巻の≪相棒への鎮魂歌≫。 |
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