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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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劇団ひとり
・・・湿度の高い独特なキャラクターで異彩を放つピン芸人。デビュー作『陰日向に咲く』で異常なまでの文才を見せる。

ここからだよ。ここから俺の人生が始まるんだよ。俺の人生を起承転結で言えば、まだ「起」の部分だよ。まったく凄まじい「起」だった。誰か俺の半生を描いたミュージカルでも作ってくれないかね。きっと面白いぞ。やっとプロローグの終わりってところだからな。多分そうに違いないよ。
仮に戦争が起きて、どこかの国が核爆弾を使うとしたら、半ば諦めて使うでしょ。
何があるかわからないから、歩いて行けばいいんだと思う。
昨日のお昼ご飯は『竜田揚げ弁当』だったのですが、大きな鳥の皮は非常に高カロリーなので外して、お米も半分だけ残しました。そして、その他を食べ終わってから最終的に皮をおかずに残りの米を全て食べました。完食です。
いつ頃かな、自分が特別だって思わなくなったのは。
最初はなるべくそのことから目を背けるんだけど、どうしたって視界の端っこには『普通』とか『平凡』とかって言葉がチラついてくる。普通とか平凡ならまだマシで、その内に『無能』とか『退屈』なんて言葉がチラついてくるから、一生懸命に見えてないフリをするんだ。でもさ、見えてないフリをするには家賃四万八千円のワンルームじゃ狭すぎるんだよ。
いくら目を逸らそうとしたって埃まみれのテレビの上とか、抜けたチリチリの毛が固まりになって落ちてるユニットバスの端っことかにそういう現実がイヤってほど転がってるんだよ。
今になって思い出せば、子供というのは実に変わり者が多い。大人になるにつれ、社会に適応するために角が取れて丸くなっていくが、それに比べて子供は尖りまくっている。
あの頃の子供達にとってはファミコンが全てであり、勉強が出来る奴よりもスポーツが出来る奴よりも何よりもゲームの上手い奴が偉かった。
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