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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: 青春デンデケデケデケ
作家名: 芦原すなお
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
芦原すなおのその他の小説
【書評・あらすじ】
 ラジオから流れるベンチャーズの「パイプライン」に脳天を振るわされた主人公の高校生、ちっくんこと藤原竹良。
 エレキの調べに夢中になり、自らバンドを結成することを決意する。
 しかし楽器もなければバンド仲間もおらず、しかもすんでる町はマクドナルドもミスタードーナッツもないようなど田舎。「ああ、どうしように!」

 アルバイト、バンド、友情、恋愛。
 夢を実現すべく奔走する主人公と、彼を取り巻く善意の人々。
 清く明るい1つの青春を描いた、読後感爽やかな青春バンド小説。
 セリフに多用された四国の方言が印象的

 類似作品としては村上龍の『69 sixty nine』、大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」などが挙げられる。
 ただし『69』というにはあまりにも健全で、「グミ・チョコ」というにはあまりにも健康。
 悪意のない『69』、毒気のない「グミ・チョコ」と思えばいいと思う。

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