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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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おもしろくても理科/清水義範

【あらすじ・ひとこと】
 清水義範といったら、文学にめちゃくちゃ造詣が深い上に、パソコンから料理にいたるまで、なんでも語れちゃう人。
 その清水があの(多くの学生を睡眠へといざなったことでお馴染みの)理科を、面白く解説しようと試みたエッセイ。
 慣性の法則、時間、宇宙、脳、細菌、などについてなんとか笑えるような語り口で語られている。
 SF作家清水としては好きな話しなんだろうなといった感じで、そのまんまSFの話しができそうな内容だった。いや、今の科学ってまんまでサイエンスフィクションの世界。びっくり。
 個人的には「海辺の生物」の章が好きだった。
 奥さんと一緒に、海辺の生物をビデオで撮影しながらめちゃくちゃな解説を。なんかいい夫婦だななんて。
 ところで海辺の生き物は本当にいいね。あの進化しきった感じがたまらん。深海魚なんてほんと、いいんだから。淘汰と適者生存の間で何がどうしちゃったのか、わけのわかんない進化しちゃってんだから、ほんと。うへへへへ。
 おっと閑話休題。
 時おり西原理恵子(マンガ家)がはさむ1ページマンガも、毒が効いてておかしかった。

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★(笑える度)
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★(楽しめる度)
ス:☆☆☆☆☆☆★★★★(人におススメできる度)
危:☆☆☆☆☆☆★★★★(図書館など静かな場所で読んだら危険度)
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