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北尾トロのエッセイ【書評一覧】 > 裁判長!ここは懲役4年でどうですか
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作品名: 裁判長!ここは懲役4年でどうですか 作家名: 北尾トロ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆★★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆★★★★★★ 危:☆☆☆☆☆★★★★★ 北尾トロのその他のエッセイ |
北尾トロが描く笑える裁判傍聴記録。
この本は、傍聴した裁判にツッコミを入れつつその様子を描くというのが主なテーマなのだが、一方で、裁判傍聴に通い始め、仲間を得ながら情報を集め、次第にこなれた裁判傍聴オタクになっていく、という北尾トロ自身の「裁判ウォッチャー」としての成長記録でもあったりする。
が、そんな成長、べつにしたくない。
ロリコン、レイプ事件、殺人、DV、詐欺、露出狂、etc。
そこで語られるさまざまな事件の裏側は、なんだか間抜けだったりアホだったり、卑怯者がいたりやる気のないやつがいたり、そしてときとして感動的だったり。
裁判所とは、各々が抱えた内的なコンプレックスが暴かれる場所で、ある意味ではとても人間くさい場所なんだなと、この本を読んで思った。
追記:
なんと2010年11月に映画化されたとか。主演はバナナマン設楽。
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北尾トロのエッセイ【書評一覧】 > キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか
作品名: キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか 作家名: 北尾トロ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆★★★★★★ 危:☆☆☆☆☆★★★★★ 北尾トロのその他のエッセイ |
北尾トロという人は体当たり系のエッセイを書く人らしい。しかし体当たりとはいえ、やのつく人のお宅に潜入するとかいった仰々しいものではなくて、「俺たちでもやる気になればできなくはないけど、けっこう勇気いるな」程度の体当たりなのだ。そのいい例が、「他人に鼻毛が出てますと言う」という体当たりなわけ。
正直なところ、体当たり潜入ルポなんて読まされても週間ほにゃらら的な関心しか湧かないわけで、さして笑えなかったりする。それに対して、勇気を出して人に鼻毛の指摘をする、という体当たり感はとても適度だと思う。バカバカしいけど適度。
内容としては、「電車で知らないおじさんを飲みに誘う」「初対面の人に鼻毛が出てますよという」「競馬で30万一点買いをする」など。
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