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中島らもの小説【書評一覧】 > こどもの一生
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中島らもの執筆活動は本当にどこまでも幅広い。小説だけに限定しても、ギャグ小説から児童向け、純文学、エンターテイメント、恋愛もの、などなんでもこなしている。しかもどれも面白いのだからすごい。
この小説は、そんなはばひろーーーい執筆活動のうちの一つ、ホラー作家としての中島らもを満喫できます。とはいえ終始恐ろしいのではなく、大半がユーモラスで可笑しい。笑いと恐怖が同居する一冊。
とある島にあるサイコセラピー施設に集まった5人が、催眠術で10歳の子供に戻りストレスから解放される治療を受ける。そして子どもに戻った彼らが、架空の人物「山田さん」について語り始めると…といった感じ。
なお、単行本には作中で歌われる歌のCDがついている(文庫未収録)。読んだ当時ネットで調べたら「CDを聞いて本を読むと怖さ倍増」みたいなことが書かれてあったので、半ばパニックを起こしながら聞いたのだけど、別にそんなことはありませんでした。 |
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松尾スズキのエッセイ【書評一覧】 > これぞ日本の日本人
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作品名: これぞ日本の日本人 作家名: 松尾スズキ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆☆★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 松尾スズキその他のエッセイ |
私は毛深い。プールで泳いでいて見知らぬ子供に『鬼』と呼ばれたこともある。
【書評・あらすじ】
外タレのライブで「ギャナシャナエビバデサンバデロクンロールOKジェイパーン」とのコールに、わけもわからず「イエーイ!」とレスポンスする日本人の妙、そば屋にそばを食いに行ってカレーを食って帰る不思議、など、前半はタイトルに応じた内容となっている。
しかし、途中からは松尾スズキの思うところを述べる普通のエッセイ。
「やつら…本気だよ」とのたまった後「…今までありがとうよ」と言い残して絶命したらしい嫁の寝言の章なんか、とてもほほえましい。まあ離婚したらしいけど。
ところで、エッセイで時々言及されてた松尾家の夫婦関係、嫁がバイセクシャルで、松尾スズキと嫁に共有の愛人がいた、というのは本当なんだろうか。だったら羨まし…、いや、恐ろしいことだ。
ちなみに松尾スズキの嫁は、松尾スズキが監督した映画『恋の門』の「妄想の客」役として出演している。その名も松尾妻子。画像を見ると中谷美紀か深津絵里に見えるかもしれないが、これが松尾スズキの元嫁、妻子なのだ。
さらに松尾スズキの共著猫マンガ『ニャ夢ウェイ』には、松尾妻子本人が出てくる。大いに出てくる。
なお、松尾妻子の画像は『恋の門』よりキャプチャしますた。
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