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中島らもの小説【書評一覧】 > こどもの一生
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中島らもの執筆活動は本当にどこまでも幅広い。小説だけに限定しても、ギャグ小説から児童向け、純文学、エンターテイメント、恋愛もの、などなんでもこなしている。しかもどれも面白いのだからすごい。
この小説は、そんなはばひろーーーい執筆活動のうちの一つ、ホラー作家としての中島らもを満喫できます。とはいえ終始恐ろしいのではなく、大半がユーモラスで可笑しい。笑いと恐怖が同居する一冊。
とある島にあるサイコセラピー施設に集まった5人が、催眠術で10歳の子供に戻りストレスから解放される治療を受ける。そして子どもに戻った彼らが、架空の人物「山田さん」について語り始めると…といった感じ。
なお、単行本には作中で歌われる歌のCDがついている(文庫未収録)。読んだ当時ネットで調べたら「CDを聞いて本を読むと怖さ倍増」みたいなことが書かれてあったので、半ばパニックを起こしながら聞いたのだけど、別にそんなことはありませんでした。 |
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