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浅田次郎のエッセイ【書評一覧】 > ひとは情熱がなければ生きていけない
作品名: ひとは情熱がなければ生きていけない 作家名: 浅田次郎 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 浅田次郎その他のエッセイ |
エッセイ集『勇気凛凛ルリの色』シリーズの一つ。『勇気凛々~』では、自衛隊入隊やバブルでの商売成功時代など、大人になってからのことが中心に書かれていた感があるが、この『ひとは~』では、幼少時代や両親・家族について多く語られていた。
祖母に連れられて行った映画、裕福な家庭での思い出、一家離散(!)など。
ところで、この人の書くことはいちいちアツい。
芸術について:「神々の造り給うた、人間の営みを含む天然のありようを、人間の力で再現しようとする試み」
:名文について「いい文章はわかりやすい。古今東西、名文といわれるものにわかりづらい文章など、ひとつもない」
人生について:「人間は情熱だけで存外生きてゆける」
など、適当にページを開いてみただけで、必ずといっていいほど名言に当たる。そしてまたそれがいちいち説得力があるのだ。
浅田次郎の名言については名言集にいくつか掲載している。気になる人はどうぞ。
なお、エッセイのほかに、出身中学と自衛隊での講演が収録されている。中学校の講演で浅田次郎の話が聞けるなんて、うらやましい話だ。
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奥田英朗のエッセイ【書評一覧】 > 延長戦に入りました
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作品名: 延長戦に入りました 作家名: 奥田英朗 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ 奥田英朗その他のエッセイ |
奥田英朗が『ウランバーナの森』で作家としてデビューする前に書かれたエッセイ集。
タイトルどおり、本のテーマは「スポーツ」。
ところが、体の故障をえばる話や、スポーツの試合よりも観戦客が気になる話、図書館に置かれたスポーツ新聞を他の利用者をけん制しながらも奪い合う話、など、どこか視点がズレていておかしい。
主に90年代中ごろのスポーツ界のできごとが、奥田英朗自身の若かりし日の体験談などを交えながらユーモラスに語られている。
90年代ってえと僕は中学高校生をしていた時代なのだが、スポーツニュースってそんなにいつまでもはっきりと心に残っているものでもないから、読んでいて何度も、そんなことあったなーと懐かしくなったりした。
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