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爆笑問題のエッセイ【書評一覧】 > 天下御免の向こう見ず
作品名: 天下御免の向こう見ず 作家名: 太田光 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ 爆笑問題この他のエッセイ |
単行本では爆笑問題名義だったのだけど、どうも文庫化される際に太田名義になったらしい。
爆笑問題関係にしては珍しく、エッセイスタイルの一冊。太田初のエッセイ集とのこと。
コントとは違って、太田の書くエッセイはじっとりした読み口。
内容としてはオウム事件やなんやと、太田独特の視点からさまざまなことが語られていて、総じて面白かった。
特に自伝的要素の強い一冊だったと思う。
友だちのできなかった高校時代、大学での田中との出会い、ステージデビューしたころのことなど。
特に途中はさまれる田中との「スペシャルトーク」で、それらのことを二人が楽しそうに語っているのが印象的。その中で語られる、太田が好きな女(ダンサー)を手伝いに軽井沢に行った先でのとんでもない一夜の話(夜の軽井沢の惨劇!)がわけわかんなくて笑えた。
巻末では松村邦洋と岡田斗司夫との対談が掲載。
エヴァンゲリオンとか流行ったころに書かれた一冊のようで、岡田斗司夫とは主にオタクの話題が行われる。
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爆笑問題のその他の本【書評一覧】 > 爆笑問題の日本原論 2
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作品名: 爆笑問題の日本原論 2 作家名: 爆笑問題 ジャンル: 漫才形式 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆★★★★★ ス:☆☆☆☆☆★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 爆笑問題この他の漫才本 |
実は日本原論シリーズは時事ネタばかりなので、あまり好きなイメージがなかった。
しかし最近『世界激動編』を再読して、時事ネタも自分の思い出と照らし合わせながら読むと結構いけることに気がついた。以来爆笑問題再読ブームが訪れている。
それにしても以前一度読んでいるはずなのにさっぱり内容を覚えていなかった。まるで初見のような楽しめ具合。まあそれくらい読み口がライトってことでしょう。
97年から99年に起きた事件をいつものコント形式で笑う。
97~99ってえと、僕がちょうど高校生だったころくらいか。「切れる17歳」のころくらいか。当時この言葉が叫ばれる中、僕も17歳だったんですよね。切れる17歳世代も今年で29です。
話題にされている内容で、印象に残ってた事件としては、酒鬼薔薇聖斗とポケモンパニックと林葉直子不倫、くらいかな。
この辺の事件を懐かしく感じれる人は楽しめる一冊かと。
事件に対してけっこう危ないツッコミを入れるのが爆笑問題の面白いところ。
たとえば以下の毒舌になんか胸がすっとする思いがする。
田中--クリントン大統領も事件直後記者会見して「学校での乱射事件に大変な衝撃を受けている。遺族の方や関係者に心から祈りたい」ってコメントしたぐらいだからね。
太田--そう言った直後に、ユーゴに誤爆しまくってたのには笑っちゃったけどな。お前の方がもっと殺してるよ!
なお解説によると、「日本原論」シリーズに関しては爆笑問題名義ではあるが、中身は全部太田が一人で書いているらしい。太田--そう言った直後に、ユーゴに誤爆しまくってたのには笑っちゃったけどな。お前の方がもっと殺してるよ!
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