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赤瀬川原平のエッセイ【書評一覧】 > ごちそう探検隊
作品名: ごちそう探検隊 作家名: 赤瀬川原平 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ 赤瀬川原平のその他のエッセイ |
赤瀬川原平、当ブログ初登場。前衛芸術家にして、随筆家、作家(尾辻克彦名義、84回芥川賞を受賞)とのことだ。創作活動の一環で1000円札をコピーしたところこれが通貨及証券模造取締法違反とされ裁判の末有罪、前科者になってたりもする。面白そうな人だ。今後もお世話になる予感。
ところで、そもそも僕がこの赤瀬川原平に行き着いた経緯は、この人の『新解さんの謎』が読書SNSの本カフェで「笑える本」として話題になっていたところにある。そこですかさず恒例のブックオフ探訪に出たのだけど「新解さん」はなかなか見つからず。それどころか、その後も長いことチェックしてきたのだけど、ブックオフではこの人の本自体あんまり見かけないのだ。
そんなわけで、このところの僕のブックオフ巡礼は、赤瀬川⇒浅田次郎の順に見ていくのが恒例になっているのだけど、それはさておき、赤瀬川原平のエッセイで運よく見つかった順にこの『ごちそう探検隊』から読んでみることになった。ちなみに何気にグルメしばりのエッセイの紹介は当ブログ初。
それでこのエッセイ、グルメエッセイのくせに(別にくせにってこともないけど)、その内容というのがどうもおかしな方向に偏っている。
築地市場で道ばたにしゃがんで食べるラーメン、プールでさんざ泳いだ帰りに疲れきってぱくつくたこ焼き、海外旅行者しか食べれないという言われてみれば特権食の機内食、そして果ては病院の点滴まで。
いわゆるグルメでもB級グルメでもなく、「変なグルメ」に偏ったグルメエッセイだった。
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宮藤官九郎のその他の本【書評一覧】 > 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
作品名: 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ 作家名: 宮藤官九郎 ジャンル: 脚本 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 宮藤官九郎その他の本 |
人気ドラマ&映画シリーズ「木更津キャッツアイ」最終章、同タイトル映画の脚本。
本編とは別に、付録として磯山晶(プロデューサー)と宮藤官九郎の対談と、平岩紙(ミー子)・酒井若菜(モー子)・薬師丸ひろ子(美礼先生)ら女性陣によるあとがき「LOVE LETTER to KISARAZU CAT'S EYE」が掲載されている。
僕はもう酒井若菜の文章が読めただけでもはっふんはっふんです。
ところでこのページをご覧の若菜さん!自分ブログ見てるっす。芸能人で唯一チェックしてるブログっす。文章好きっす。写真も楽しみにしてるっす。てか好きっす。かんけーないけど今日面接でえらい目にあったっす。では、ごきげんよう。
よし、これで若菜に思いは十分伝わったと思う。もう思い残すことはないので本のあらすじ。
ドラマシリーズから3年。ぶっさん亡きあと、キャッツアイメンバーはばらばらになってしまっていた。
バンビは公務員、アニは東京で「IT関係」、マスターは大阪でたこ焼き屋、そしてうっちーはなぜか自衛隊(脱走中)。居場所も気持ちもばらばらになっていた。
しかしあるとき、バンビが空き地でぶっさんらしき声を聞く。
「それを作れば、彼がやってくる……」
そしてその声をきっかけに、ばらばらだったキャッツメンバーは再び力を合わせることになる。
野球とゾンビと財宝とゾンビとゾンビとゾンビと若菜。
シリーズ中もっともシュールでぶっとんだ作品。しかしシリーズ中唯一ぶっさんの死ぬシーンを描いた切ない1本でもある。
ドラマ本編、日本シリーズと合わせてどうぞ。
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