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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: ピンポン・シナリオブック
作家名: 宮藤官九郎
ジャンル: 脚本

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆☆★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
宮藤官九郎その他の脚本
【書評・あらすじ】
 どうも。
 とうとう忌まわしいニンブロの広告を消しました。この文章は「忍者ブログが忌まわしい」のか、それとも「広告が忌まわしい」のか。「忌まわしい」の形容詞はいったいどの名詞を修飾しているのでしょうね。ふっふっふ。
 さて、そんなわけでとうとうこのブログは有料版に切り替えました。
 おどろいたことに有料版に切り替えたところで広告が消えること以外何ひとつ特典がなかったんですけどね。ああ忌まわしい。
 まあ、このブログはやめないだけでなく、引越しもいたしませんという宣言だと思ってください。
 
 ところで、最近ブックオフにふらっと行くだけで、どういうわけか宮藤官九郎の本がアポーツのように集まってくる。前回は『ドラッグストア・ガール』を紹介したけど、同じブックオフの100円コーナーでこの『ピンポン・シナリオブック』を見つけたのだ。
 というか映画『ピンポン』の脚本ってクドカンだったのね。

 さてあらすじ。
 ペコ(窪塚洋介)は子どもの頃から卓球の天才だった。
 そんなペコの背中をスマイル(ARATA)は追い続けてきた。
 そして今、高校生となった2人の前に、中国人卓球プレーヤーの孔文革(サム・リー)と風間竜一(中村獅童)が現れる。
 普段はダサいと思われがちな卓球の世界を、マトリックスのようにクールに描いた快作スポーツ青春ドラマ。

 ところで冒頭のシーンに、窪塚演じるペコが川に飛び込むシーンがある。
「アイ、キャン、フライ!」
そう叫びながら。
 そしてこの数年後、窪塚は実際に自宅マンションから飛び降りることになるのだけど、確かその際のコメントは「飛べるかと思って」だったかと記憶している。
 まあ、いいけど…。

 巻末には大田(荒川良々)を主人公にした掌編「ティンポン」掲載。
 なおかつ図書室のあのスタンプ押すやつみたいな形(封筒を切って作ったケースにカードを入れてるやつ)で、脚本のボツネタの小冊子がついてくる。
 普通に読んで1時間ちょっと。映画見るより短時間で読みきれてしまった。ちょっとした移動時に。

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作品名: ドラッグストア・ガール
作家名: 宮藤官九郎
ジャンル: 脚本

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆☆★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
宮藤官九郎その他の脚本
【書評・あらすじ】
 2004年公開のコメディ映画『ドラッグストア・ガール』の脚本。主演は田中麗奈で、なんでも田中麗奈好きを公言していたクドカンの夢かなって実現した映画みたいだ。

 大学でラクロスをしている主人公の大林恵子。
 あるとき恵子が恋人の家に行きユニットバスでトイレで用を足していたら、カーテンの向こうのシャワーでは彼氏と見知らぬ女が裸でシャワーを浴びていた。
 傷心の恵子はふらふらと目的もなく電車に乗ると、泣きながら車内で眠りに落ちる。
 そして爆睡。
 恵子は目覚めた先のさびれた町で降り、どういうわけかオカマの店長のドラッグストアでバイトをすることになってしまう。
 さて、恵子が辿りついたこの町には、典型的なシャッター商店街があった。
 各商店の店主たちは近々オープンする全国チェーンのドラッグストアに怒りを覚えていた。
 そして店主たちはオープンの日にドラッグストアで騒ぎを起こし、つぶしてやろうと考えていた。
 しかし決行の日、いざそのドラッグストアに行ってみると、まぶしいほどの美女がアルバイトしており、一目ぼれしてしまうのであった。
 かくして怒れる中年たちは一転、アルバイト恵子の気を引くために、どうも恵子がやっているらしいラクロスを見よう見まねで始めることになる。

 クドカンの作品のイメージというと、コメディというよりはドラマチックな物語の上で冴えるギャグ、というイメージがあるけど、この作品はどうももっと狙った感じのいかにもコメディだった。
 僕は普段のクドカンっぽい作品のほうが好みだ。
 ああ早く『11人もいる』の脚本が書籍化されないかしら。

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