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野田秀樹のエッセイ【書評一覧】 > この人をほめよ
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劇団夢の遊眠社の主宰野田秀樹のエッセイ集。
これまで自分の信者といったらジーパンはいた貧乏な若者ばかりだったが、一念発起、金持ちになるために体制側無知識人を自称し、一冊まるまる間違った方向に頑張っている偉い人をほめまくる。
麻原彰晃、池田大作、フセイン、大川隆法などそうそうたるメンバーをほめてほめてほめ倒す。見事なほめっぷりがとにかく笑えます。
ただほとんどが時事ネタの上に1992年以前に書かれたものなので、万人ウケはしないかも。まあそれでもかなり楽しめたけど。
序盤はエッセイ調だけど、途中から小説風に。この文章の感じ、松尾スズキに影響を与えていそうです。路線もかなり近い。
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筒井康隆の小説【書評一覧】 > 笑うな
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笑える小説を紹介するブログで『笑うな』を紹介する快感。
「笑うな」と言われると笑っちゃうのが人の常。そんな人間の心理を見事についた表題作「笑うな」を含む34話が収録されたショートショート集。
「言うけど、笑うなよ」と迫りながら読者を笑いにいざなう手法は、一見力技のようで実はかなり秀逸。
物語としてもショートショートらしいオチが付いていたが、そんなオチをつけずに終わってしまってもそれはそれで強烈でよかったのではないかとも思った。
ショートショートは星新一が好きでかなりの量を読んだけど、最近は筒井康隆のドタバタ感がやけに面白い。
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