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奥田英朗の小説【書評一覧】 > ララピポ
「ドラマだなあ。登場人物全員が負け組み」(小説中の台詞より)
6人のダメダメ人間にまつわる6つの物語。
上の階の情事を盗み聞くことだけが生きがいの引きこもりフリーライター、セックスでなんとか女の子を食い止める風俗専門のスカウトマン、売春にはまる官能小説家等々。上記のセリフとおり、負け組みの登場人物たちが、己がダメさゆえに珍妙な事件に巻き込まれてゆく。
そしてその6つの物語は互いに交わりあって…。
短編集にして一つの長編でもある小説。
笑える一冊でもあったけど、何よりとにかくべらぼうに「面白い」。楽しめ度とおススメ度は満点。
奥田英朗の最高傑作だと思う。
この小説が好きだった人には劇団ひとりの『陰日向に咲く』がおススメ。
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筒井康隆の小説【書評一覧】 > 文学部唯野教授
ドタバタショートショートでお馴染みの筒井康隆が描く、一冊丸ごとドタバタ喜劇。大学教授間の学内政治。そのナンセンスな世界をドタバタと。
なお、毎章、唯野教授の講義という体でテリーイーグルトンの『文学とは何か』(文学研究史の本)が解説される。講義の部分はストーリーとは関係ないので、文学研究に興味のない人は飛ばしてしまったほうが無難。
余談ですが、この作品の主人公のモデルと言われている教授を生で見たことがあります。
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