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三谷幸喜のエッセイ【書評一覧】 > オンリー・ミー 私だけを
作品名: オンリー・ミー 私だけを 作家名: 三谷幸喜 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★ ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 三谷幸喜その他のエッセイ |
最近は、バラエティで無茶なことやらされてる人としてすっかりお馴染みの三谷幸喜。ガキの使いに出てた三谷は特に神がかっていた。なんかの番組では、あのクドカンさえも「三谷さんみたいにはちょっと…」と引いていたほど。
そんな人気脚本家三谷幸喜のエッセイ。
ダイエットの際ことあるごとに照明写真を撮っておいて、14キロの減量に成功したとき、それを束ねて自分がやせていく様子をパラパラマンガみたいにして楽しんだ。みたいな話を読んだとき、しまった、と思った。実は僕も最近14キロほどやせたのだ。今の時代だったら写メールもあるのに、なんで思いつかなかったのか。三谷幸喜のアイデアの豊かさに嫉妬。
その他、みんなが似てるというから仕方なしにモノマネしてやったのになぜか罵声を浴びせられ、挙句「本人が思ってるほど似てない」とまで言われてしまった話(「長嶋」)、家から耳にペンをはさんだまま出かけ、文房具売り場でそのことに気づき、万引犯と思われるのを恐れてそのペンをそっと売り場に戻した話(「悪党」)など、なんでもないけどやたらおかしいエッセイが多数。
実は映画を見て、三谷幸喜はそんなに好きじゃないなと思っていたんだけど、このエッセイでやっぱりこの人は面白いなと思わず再評価してしまった(その後、2010年放送の「我が家の歴史」を見てさらに好感度アップ)。
なぜか三谷幸喜のエッセイの文庫はいまのところこの1冊しか見たことがない。単行本なら「ありふれた生活」がシリーズであるみたいなんだけど。出版社には早急に三谷エッセイの文庫化を要求する。
出たらちゃんと買うから。ブックオフで。
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奥田英朗の小説【書評一覧】 > 空中ブランコ
伊良部総合病院の地下にひっそりとある神経科。
妙なことになってそこに通うことになってしまった患者たちと、患者たちより妙なことになってしまっている神経医、伊良部一郎。
「ごめん。前に処方したの、ただの整腸剤だった」
なんてことをケロっといってくれる。
そんな伊良部シリーズの第2弾。
サーカスの空中ブランコ師のプライドと葛藤を描いた表題作「空中ブランコ」、義父のカツラのプレッシャーに耐えかねた養子婿の苦悩を描いた「義父のヅラ」など、5話収録。
『イン・ザ・プール』の設定にのっかた感は否めないけど、やっぱり伊良部先生は魅力的。
さてさて、伊良部は名医かただのバカか。
なお08年に同タイトルで舞台化されている。
主演は宮迫博之。
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