笑える本を読もう! >
中島らものその他の本【書評一覧】 > ぷるぷる・ぴぃぷる
作品名: ぷるぷる・ぴぃぷる 作家名: 中島らも ジャンル: コント・新作落語 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆☆★★ 中島らもその他のジャンル本 |
新作落語、書き溜めてあったTV・ラジオ・舞台用コント、短編小説が収録された一冊。
特にコントが収められた2部「ぷるぷる・ぴぃぷる」が笑えておススメ。30秒くらいで読みきれるコントが34話も収録されている。
すべて短めのショートショートみたいなもので、らもさんがエッセイなどでふいに見せるショートショートの才の根源がここにあると思う。
この本を読んで、らもさんの文筆活動範囲は広いなあと感心しつつ、よく考えたらそもそもこの人の本業はコント作家だということに気づき、逆にまた文筆活動の広さに驚いたりする。
どれもシュールでナンセンスでたまらない面白さがあるのだけど、特におススメは「ぷるぷる1」。
欧米型の経営方針を導入した会社の1コマが描かれているのだが、これがたまらない。
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清水義範の小説【書評一覧】 > バールのようなもの
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ニュースで耳にした「犯人はバールのようなもので…」のバールの「ような」の部分が気になって、「バールのようなもの」を探す。表題作「バールのようなもの」を含む短編小説集。
基本的にはユーモア小説だけど、たははと笑うことはあっても、声に出して大笑いする話は少ない。
ただし「豪奥新報元旦号第二部」は危険。
とある田舎の村、豪奥で出されている雑誌という体で描かれる。清水義範お得意の模倣(パスティーシュ)もの。豪奥における国際化に関する対談、豪奥出身のスターたちからの寄稿、姉妹都市からの手紙など、いかにも実際の地方紙にありそうな記事が模倣されている。
恐らく声を出して笑ってしまうことになるので乗り物等で読んだらダメ。どうしても移動中に読みたいなら、傍らに『試験対策のための他動詞マスター』みたいな、なんかよくわかんないけど、そういったつまらなそうな本を用意して危ないときに備えておいたほうが良い。万が一『試験対策~』まで面白かったら諦めて声を出して笑おう。
やはり清水義範はパスティーシュものが面白いです。
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