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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: バスが来ない
作家名: 清水義範
ジャンル: 短編小説集

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆☆★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
清水義範その他の小説
【書評・あらすじ】
 駅まで徒歩15分。歩いていくべきかバス待ってバスで行くべきか。表題作「バスが来ない」を含む10話が収録された短編集。
 おススメは「ねぶこもち艶笑譚」。
 昔から口頭で伝承される猥談。を、パスティーシュ(模倣)したもの。
 「姫もまた姫で、いとけなく、しどけなく、はかなげで、ぶるりんこ」とかいう感じ。意味はわからんけど、ニュアンスはよく分かる(笑)
 いやー、清水義範は上手い。

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作品名: 獏の食べのこし
作家名: 中島らも
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
中島らものその他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 このエッセイ集は笑撃的な切り口で始まる。
「そうではないかと前々から思っていたのだが、やっぱりそうだったのだ。エルビス・プレスリーは『宇宙人』だったのである」
 後年、エッセイを書くコツとして、「掴んで放して最後に転がす」みたいなことを語っていたけど、このエッセイなんてまさにその好例だと思う。
 らもさんのエッセイは、いたるところで同じようなことを書いてある。その代表的な例が『恋は底ぢから』に明かされた、「同じ連載に2回続けて同じネタを送り、編集者も気づかずそのまま掲載されてしまった事件」だったりするわけだけど、どこを切っても同じような話が出てくることを考えると、らもさんのエッセイは金太郎飴みたいなものなのかもしれない。
 しかし、だからダメというのではなくて、むしろそれがらもさんのエッセイの魅力だと思う。「おじさん、またあの話聞かせてよ」そんな気持ちで読むことができるエッセイ。それがらもさんが書く文章の魅力なんではないかな。

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