笑える本を読もう! >
清水義範の小説【書評一覧】 > 河馬の夢
|
ユーモア短編集。
清水義範は言葉にとことんこだわる人。小説としてはストーリー性に乏しいのだけど、物語とは別の部分で十分に楽しい作品群を書く。
本書では、テレビ番組(ずばり言って、なるほど・ザ・ワールド)や子ども向け電話相談室、読者投稿欄、旅行向け案内書などがパスティーシュ(模倣)されている。
おススメは「大胆不敵東京案内」。東京に何度か行ったことがある、というただそれだけの理由で、地方出版社で「東京案内」を書くことに。さて出来上がった案内書は(笑)
PR
SHARE THIS!!! |
笑える本を読もう! >
大槻ケンヂのエッセイ【書評一覧】 > 猫を背負って町を出ろ!
|
作品名: 猫を背負って町を出ろ 作家名: 大槻ケンヂ ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆★★★★★★★ ス:☆☆☆★★★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ 大槻ケンヂその他のエッセイ |
このブログを書いていて、ずいぶん前に読んだ本なんかも紹介しているんだけど、結構内容を忘れてしまっていることって多いのだ。特にエッセイに多いんだけど、なんとなくの印象は残っていても、いっちょん内容が思い出せない。しかしそんなときでも、大方、各章あるいは各話のタイトルをみれば、あーあれか、と思い出されるものなのだ。
まあ、普段はそんな感じで更新してます。
しかし、この『猫~』には困った。
まず印象がまったく思い出されない。僕は本当にこの本を読んだのだろうか。もう一度読み直しても初見のように楽しめるのではないか。と疑ってしまうほどに何も思い出されないのだ。
そこでこの大変困った事態に対処すべく、ここは一つ章のタイトルを見て…と確認すると、こうある。
「第二章 いろいろあるよ、いろいろね」
だー!!!
そんなわけで、かすかに印象にある第1章だけ紹介。
第1章「青春の蹉跌」では、「美術の専門学校行ってはみたけどすぐにやめちゃった時代」のことが書かれてあって面白い。
専門時代の同級生の女の子のことをアダルトビデオを見ながら思い出して涙したり。
特に短編小説集『新興宗教オモイデ教』の「自分BOX」に出てくるゾンのモデルと思しき少年、ムンク君の話が興味深かった。
その辺は自伝『わたくしだから』には触れられていなかったと思う。
ちなみにオーケンはその後、専門を半期でやめて、ふらふらして、大学行ってみたけど2年時でほとんど単位をとっておらず、このままでは留年、親に怒られる、と怯え、試しにシャレで知り合いのツテで音楽プロデューサーに会ってみたら何故かデビューしてしまい、しかも上手いことバンドブームに乗って、今に至るのだ。
ふっふっふ、どうだ、オーケンのことなら僕に聞きなさいよ。
SHARE THIS!!! |
Recommend
松尾スズキ (小説)
クワイエットルームにようこそ
中島らも (エッセイ)
中島らものたまらん人々
町田康 (エッセイ)
猫にかまけて
奥田英朗 (小説)
ララピポ
森見登美彦 (小説)
夜は短し歩けよ乙女
クワイエットルームにようこそ
中島らも (エッセイ)
中島らものたまらん人々
町田康 (エッセイ)
猫にかまけて
奥田英朗 (小説)
ララピポ
森見登美彦 (小説)
夜は短し歩けよ乙女
Sponsored Link