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野田秀樹のエッセイ【書評一覧】 > おねえさんといっしょ
作品名: おねえさんといっしょ 作家名: 野田秀樹 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 楽:☆☆☆☆★★★★★★ ス:☆☆☆★★★★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆☆★★ 野田秀樹その他のエッセイ |
「野田秀樹駄文集大成」というサブタイトルからも分かるように、なんかエッセイとか対談集とかいろいろ入っている本。3冊の本を無理やり一冊にして出版したみたいな印象。おかげでずいぶん読み応えありました。
第1章は表題作「おねえさんといっしょ」。芸能人・有名人のおねえさん(?)たちについて「京塚昌子と二人連れではこころもとないので、僕は山さんを連れていった」といったフィクション口調で、めちゃくちゃ言う。
野田秀樹の秀逸な語り口で笑えるのだけど、いかんせんネタが古すぎる。何せ80年代に書かれたエッセイだもんな。松嶋トモ子がライオンとヒョウにかまれたことなんて誰も覚えていないだろうに!え?それ以前に松嶋トモ子って誰ですって?
第2章は対談集。正直興味なさげな部分は読み飛ばしたけど、あったまいいなーというのが率直な感想。これくらい文化的教養をもてたらいいな。
第3章は「そのほかいろいろ」と題されてるけど、その名のとおり、いろいろ書いてあった。時代に左右される内容ではなかったためか、この章が一番読みやすくて面白かった。
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中島らものエッセイ【書評一覧】 > 変!!
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「汽車の中でふと目をさますと自分の横に『オオアリクイ』がすわっていた、というような話に僕は目がない」
そう本人が語っているとおり、中島らもの周りには一冊のエッセイができてしまうほど「変」な人・物・事が集まってくるらしい。うらやましい話だ。
あまりにも人から変人だと言われるからパッと見で「変な人」と分かるようにフランシスコザビエルカットにしているおじさん、過去最大の鼻毛を「大事箱」に補完したり旅先に分度器を常備するゴンチチのチチ松村、など、この手の変な人が中島らも周辺には大勢いるのだそうだ。
そういえば『西方冗土』に<ネーポン>の亜細亜コーヒーに行った話しがあったが、あれなんかも中島らもが呼び寄せた典型的な<変!>だといえる。
「わたしって変ってよくいわれるんですぅ」と遠い目をして語る自己陶酔型のあなたに読んで欲しい一冊。
かつて、かのリリー・フランキーは言った。
--変とは「ものスゲー超ウルトラ気持ち悪い」という意味だ。
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