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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: まほろ駅前多田便利軒
作家名: 三浦しをん
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
ス:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
三浦しをんその他の小説 
【書評・あらすじ】
 久々に思わずのめりこんでしまうほど「面白い」作品を読んだ。

 直木賞受賞作の長編小説。
 便利屋を営む多田のもとに高校時代のクラスメート行天が転がり込む。
 しかし行天はクラスメートといっても3年間で発した言葉が「痛い」の一言だけという変人で、当然二人は友達だったわけではない。
 そんな二人がいつの間にやら手を組んで仕事をするように。
 そして便利屋の仕事先でことあるごとに事件の匂いを嗅ぎ付け、頼まれてもないのにそれらに首を突っ込む。
 一方そんなメインストーリーと平行して、物語が進展するにつれて主人公二人の過去が徐々に明らかになっていく。

 笑えるというよりは、ユーモアに溢れた面白い小説、というのが正確な表現か。
 登場人物も魅力的で、よかった。

 似た作品としては、中島らもの『永遠も半ばを過ぎて』をおススメ。

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作品名: もものかんずめ
作家名: さくらももこ
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆☆★★★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
さくらももこのその他のエッセイ 
【書評・あらすじ】 
 2、3時間あればさらっと読めるお手軽お気軽な笑えるエッセイ。
 女子高生時代に水虫で苦しんだ話や、夢見る乙女時代、結婚にまつわる父ヒロシの話など、エッセイ16本収録。
 父ヒロシは結構イメージどおりの父ちゃんだったのだけど、祖父トモゾウがアニメ『ちびまる子ちゃん』とはイメージがかけ離れすぎていて結構ショッキング。意地悪爺さんで一族からも煙たがられていたのだそうだ。
 また文庫版おまけとして後日談と、土屋賢二(一行に3つはボケる、お茶の水の哲学教授兼エッセイスト)との対談が掲載されている。
 本編の結婚の話でホロリとしてたのに、対談集で離婚が明かされるところなんかがなんとも悲しい。

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