椿山課長の7日間

作品名：　椿山課長の7日間 作家名：　浅田次郎 ジャンル：　長編小説 笑：☆☆☆☆☆★★★★★ 楽：☆☆☆☆☆☆☆★★★ ス：☆☆☆☆☆☆☆★★★ 危：☆☆☆☆☆★★★★★ 浅田次郎その他の小説

【書評・あらすじ】
　婦人服売り場のおじさん課長、椿山。過労死するも、死後の世界から美女になって華麗に復活。
　と書くと単にハチャメチャな話のようだけどさにあらず。
　自分の知らなかった自身のこと、家族のこと、親友のことなどを、死者の立場から改めて見つめなおす。といったこってこてのヒューマンドラマなのだ。
　また、浅田次郎の十八番というか、ヤクザものの人情話もそれと平行してすすむ。
　笑ってほっこりできるヒューマンヒューマンな一冊だヒューマン。
　なお、映画では探偵ナイトスクープの局長が主演。

エキゾティカ

作品名：　エキゾティカ 作家名：　中島らも ジャンル：　短編集 笑：☆☆☆☆★★★★★★ 楽：☆☆☆☆☆☆★★★★ ス：☆☆☆☆☆☆★★★★ 危：☆☆☆☆★★★★★★ 中島らものその他の小説

【書評・あらすじ】
　「アジア」を縦糸とした短編集。
　一応ユーモア小説の範疇に含まれる作品群だと思う。
　晩年らもさんが、「あんな美しい本を書けるなんて」みたいなことを言っていたとおり、美しくてちょっと可笑しな物語が収録されている。
　中島らもコレクターとして、長いこと探していた（in ブックオフ）のだけど、なかなか見つからなかった一冊。他の本と比べてあまり出回ってないのかも。
　なお単行本は持っていたのだけど、昨日何気なくブックオフに行ったら文庫本を見つけておったまげた。
　文庫化されてたなんてつゆ知らなかった。
　かなりレアものだと思う。１００円コーナーで見つかるなんて、夢のようだ。
　内容はあとがきにいたるまで単行本と同じだったけど、コレクターとしては迷わず購入。
　へっへん。