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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: ミーハー-この立場なき人々
作家名: 野田秀樹
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆☆★★★
楽:☆☆☆☆☆★★★★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
野田秀樹その他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 今となっては存在も含めて死語なんだけど、この本が書かれたころ(1980年代)にはよほど目に余るほどのものだったのか。
 ミーハー。
 今でいえば何になるんだろうな。ちょっとわかんないけど。言葉自体は完全に消えた感がある。
 スタイルとしては『僕が20世紀と暮らしていた頃』と似ていて、弱冠フィクション調。
 故野田秀樹翁が生前語った言葉として描かれたエッセイ。

 ミーハー死すともイズムは死せず、というのが21世紀の読者(僕)の感想。結構なごりは今でもあるなあと思ったり。
 例えばギャルの「かわいい」なんて今でも不気味な風習だと思う。
 その辺にいる野良猫かなんかつかまえて「なにぃ、このこちょーかわいいー」とかいいたがるギャルね。
 なーにをいうか。あんなニャンコロがそんなにかわいいわけが、って、え、うそ、なにちょっとこの子、ちょうかわいいぃぃぃぃん。
 ずべべべべべべ。

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作品名: 日本のみなさんさようなら
作家名: リリー・フランキー
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆★★★★★
ス:☆☆☆☆☆★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆☆★★★
リリー・フランキーその他のエッセイ 
【書評・あらすじ】
 邦画をこよなく愛するリリーフランキーが、173本の古今邦画をレビューする。
 とってもバカにしている風なコメントばかりだけど、これは恐らく愛ゆえ。
 ジャイアント馬場の緩慢な動作を笑いながらその実好きで好きでたまらないプロレスファン、あるいはイングヴェイのすることをいちいちネタにしつつも尊敬してやまないヘビーメタルファンの心理。
 邦画に詳しい人ならかなり楽しめる一冊かと思われる。
 ちなみにタイトルは、映画『日本沈没』のラストシーンで、アナウンサーが叫んだ一言から。

 それにしても、リリーフランキーの本は数冊読んだけど、未だに松尾スズキの本を読んでいるような錯覚に陥る。
 リリーフランキーのあのダンボーラー一歩手前風の風貌はもちろん知っているのだけど、本を読むたびに、その顔ではなくて、松尾スズキのあのマッドサイエンティスト一歩手前みたいな顔が脳裏に浮かぶのだ。
 やはりよっぽど似ているということだな。というかやっぱり同一人物なのかな。
 そういえば映画『東京タワー』の脚本を松尾スズキがやったりしているみたいだけど、大丈夫なんかな。
 みんな見分けついたのかな。
 心配だ。

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