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中島らものエッセイ【書評一覧】 > 空からぎろちん
あまりにも内容を思い出せなかったので、とうとう読み返してしまった。
しかし一貫性がなさすぎて、結局まとまったことはいえそうにない。と思っていたら、初出の雑誌がてんでばらばらだったので納得した。
いろんなところに手広く書いていたことを、なんとなく一冊にまとめたものなのだろう。
あえていうなら、エッセイ書き始めの中島らも、というところか。
しかしこの一貫性のなさこそ中島らもの魅力といえば魅力だ。
大変な博識で、テーマがなんであれ語れてしまう。
なおかつ、それがいちいち面白いのだからかなわない。
86~91年ごろに連載をもっていたエッセイが集められたらしく、日広エージェンシーからの独立(87年)前の連載も含まれている。
そのためか、広告やビジネスに関する内容が多かったといえば多かった気がする。
江戸時代のおバカについて「日常のおバカさん」、お好み焼き屋ともんじゃ屋について物申す「お好み焼きやにて僕は途方に暮れる」あたりがよかった。
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東野圭吾のエッセイ【書評一覧】 > あの頃ぼくらはアホでした
作品名: あの頃ぼくらはアホでした 作家名: 東野圭吾 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆★★★★ 東野圭吾その他のエッセイ |
笑える本界には、思春期のころって本当に馬鹿だった略して「思春馬鹿」というジャンルを作ってもいいほどに、10代のころに犯した自らの恥部をサディスティックなまでに紹介する本が一定量存在する。
当ブログで紹介したところでは、大槻ケンヂの『わたくしだから』、原田宗則の『十七歳だった!』、中島らもの『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(これはちょっと暗め)、小説では村上龍の『69 sixty nine』なんかがあげられる。
この『あの頃ぼくら~』もそれらと同様に、東野圭吾が10代のころにやっちまった数々の馬鹿が紹介されている。
小学生時代~大学卒業まで。
小学校での給食の話し、荒れていることで有名だった中学校の話し、などなかなか壮絶。
それにしても、意外なほどに体育会系の人生を歩んだらしい東野圭吾。
超がつくほど文科系メンタリティな僕としては、読んでいて結構ブルーになりました。
時代の違いもあるだろうけど、学生生活が僕のころとは大違い。
絶対に当時の体育会系だけはいやだとつくづく思った。
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