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遠藤周作のエッセイ【書評一覧】 > ぐうたら生活入門
ぐうたら生活入門/遠藤周作
【あらすじ・ひとこと】
遠藤周作は、聖俗を分ける、じゃないけど、お文学と大衆娯楽ものをはっきりと分けて書く。たとえば『海と毒薬』とか『沈黙』などのお文学小説、また『イエスの誕生』『キリストの生涯』などのキリスト教の勉強をするのにもってこいなお文学エッセイがあったりする。しかしまあそれはこのブログとは関係のない話です。
一方、遠藤が自分のことを狐狸庵と呼び始めたら、これは完全に大衆娯楽もの。人を笑わせるための書きものをするとき、遠藤は狐狸庵を名乗るのだ。ちなみにこの狐狸庵は、ど田舎に隠遁した自分の愛称で、「こりゃかなわん」が語源だ、ったと思う。
この『ぐうたら~』はまさに狐狸庵として書かれたもので、ユーモアに溢れるエッセイ。自らを度量の小さいケチな小人間として、そういった体で書かれている。
軽井沢に避暑に訪れたケチ遠藤のもとに、北杜夫が飯や酒をせびりにきた話(「ケチ合戦」)など、笑えるエッセイが盛りだくさん。
笑:☆☆☆☆☆☆★★★★(笑える度)
楽:☆☆☆☆☆★★★★★(楽しめる度)
ス:☆☆☆☆☆★★★★★(人におススメできる度)
危:☆☆☆☆☆☆★★★★(図書館など静かな場所で読んだら危険度)
【あらすじ・ひとこと】
遠藤周作は、聖俗を分ける、じゃないけど、お文学と大衆娯楽ものをはっきりと分けて書く。たとえば『海と毒薬』とか『沈黙』などのお文学小説、また『イエスの誕生』『キリストの生涯』などのキリスト教の勉強をするのにもってこいなお文学エッセイがあったりする。しかしまあそれはこのブログとは関係のない話です。
一方、遠藤が自分のことを狐狸庵と呼び始めたら、これは完全に大衆娯楽もの。人を笑わせるための書きものをするとき、遠藤は狐狸庵を名乗るのだ。ちなみにこの狐狸庵は、ど田舎に隠遁した自分の愛称で、「こりゃかなわん」が語源だ、ったと思う。
この『ぐうたら~』はまさに狐狸庵として書かれたもので、ユーモアに溢れるエッセイ。自らを度量の小さいケチな小人間として、そういった体で書かれている。
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危:☆☆☆☆☆☆★★★★(図書館など静かな場所で読んだら危険度)
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