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清水義範の小説【書評一覧】 > 博士の異常な発明
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サイエンスフィクションを縦糸として繋がった、連作短編集。SFといっても宇宙が出てくるような突飛なものではなくて、とても科学的なSF。変な言い方だけど。
人類史上最大の発明は何か、と記者たちが論じ合う「プロローグ」に始まり、発明がらみのSF短編小説が8話収録されている。
得意のパスティーシュやギャグで笑わせてくれるうえに、ストーリーとしても面白い。清水義範ってこんなこともできるの?と感心させられた一冊。
笑える話のおススメは、早すぎた発明家「袁孫の発明」、マッドサイエンティスト「異形のもの」、121世紀の考古学者が21世紀日本を語る「鼎談 日本遺跡考古学の世界」といった話あたり。他の話も面白いです。
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