忍者ブログ

書評ブログの【笑える本を読もう!】

書評ブログの【笑える本を読もう!】

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SHARE THIS!!!    

作品名: とんまつりJAPAN
作家名: みうらじゅん
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆★★★★★★
ス:☆☆☆☆★★★★★★
危:☆☆☆☆☆★★★★★
みうらじゅんのその他のエッセイ
【名言・みどころ】
「奇祭」と不気味な呼び方もあるが、オレはあえてその抱きしめたくなるようなプリティさを“とんま”と表現し、とんまな祭り、ちぢめて『とんまつり』と命名したのである。

【書評・あらすじ】
 みうらじゅんのエッセイは、はまるものははまるけど、はまらないものはとことんはまらない。個人的には『青春ノイローゼ』のような自分語りはわりと好きなのだけど、一方で仏像をテーマに一冊書かれてしまったような「こんな世界に興味持てるオレって」的なエッセイが結構あって、僕は苦手だったりする。その手のエッセイは「『こんな世界に興味持てるオレって』的みうらじゅんが好きなオレって」的な読者でなければ楽しみがたいように思う。
 さて、今回の『とんまつりJAPAN』はまさに後者だった。例えば白塗りの男が「笑え!笑え!」と叫びながら闊歩する「笑い祭り」、舞台で夫婦の営みを表現したうえで、使用済みの紙を観客席にばらまく「おんだ祭り」など、地方の奇祭を見つけては現地に赴き、「こんな視点を持ってるオレって」的な視線でその祭りに参加する。1・2章程度であれば…なのだが、これが一冊となるとなかなかのボリューム感(精神的に)である。奇祭かみうらか、どちらかをよっぽど好きじゃないとなかなかつらい。 エッセイのスタイルとして「自分語り」のほうがその人の精神にどっぷり浸かるイメージだったけど、みうらじゅんの場合は、自分語りは初心者向け、この手の「みうらイズム」が色濃く表れているものはみうらフリーク向けなのかもしれない。
PR
SHARE THIS!!!    
Name  (任意)
Title  (任意)
URL  (任意)
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Sponsored Link
Share
Ranking
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
New Reviews
Recommend
松尾スズキ (小説)
 クワイエットルームにようこそ
中島らも (エッセイ)
 中島らものたまらん人々
町田康 (エッセイ)
 猫にかまけて
奥田英朗 (小説)
 ララピポ
森見登美彦 (小説)
 夜は短し歩けよ乙女
Sponsored Link