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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: 毒舌訳 哲学者の言葉
作家名: 有吉弘行
ジャンル: エッセイ

笑:☆☆☆☆☆★★★★★
楽:☆☆☆☆★★★★★★
ス:☆☆☆☆★★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
有吉弘行のその他の本
【名言・みどころ】
ニーチェは一応、正しいこと言ってますよね、童貞のくせに。

【書評・あらすじ】
 ニーチェ、キルケゴール、セネカ、アリストテレス、プラトンなど、古代から現代までの哲学者たちが残したアフォリズムを、「近所の厄介者で理屈っぽくて偏屈な人たちが言ってる言葉」と捉え、有吉が自流の解釈を展開する。
 基本的に「偉大」とされる哲学者たちを仕方ない人として捉え、彼らの言葉を毒舌でぶった切るようなスタイルで、あのニーチェをして一貫して「どうせ童貞でしょ」的なスタンスを貫き通したあたりは立派というか、さすがというか。

 しかし哲学の解説というものでは一切なく、哲学者のアフォリズムを用いて有吉がちょろちょろっと考えを述べるスタイルなので、どちらかというと有吉自身の名言集みたいなものになっている。
 何か深い洞察などを楽しみに読んじゃうとがっかりすることになると思う(僕がそうだったので)。しいて言えば、話題の中でダチョウ倶楽部を素直に評価した項目や、上島竜平の話題が多かったりして、その辺は意外な一面が見れてよかったかな。
 
 背表紙に「哲人の言葉が身近に感じられる」なんて書いてあるけど、んなことはありません。 あまり本腰入れずに、移動中にさくっと読みたい一冊。
 少し名言集にあげたのでごらんあれ。
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