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ナンシー関のエッセイ【書評一覧】 > 何の因果で
最近はとにかくナンシー関ばかり読んでいる。
だってブックオフ100円文庫コーナーで山ほど手に入るんだもの。
しかもナンシー関の場合どの本を読んでもテーマが「テレビ」と「芸能人」。金太郎飴のように同じ柄が出てきているような気がするが、まあ面白いからそれでいいのだ。
ただ困るのが、こうして一冊一冊別個に紹介記事を書こうとするとき、どの本がどうだったのか、その個別性を評価しがたくなってくるところだったりもするのだけど、まあ面白いからそれでいいのだ。
そんなわけで最近ほとんどナンシー関の本を紹介するブログになりつつあるけど、まあ面白いからそれでいいのだ。
さて、この『何の因果で』は主に94年ごろに連載されていたコラム集。
時代としてはテレビでは「料理の鉄人」とか「浅ヤン」が放送されたころ、サッカーの「ドーハの悲劇」の年でもあったようだ。
「昔のことなんかひとつも知らないのに『韓国は宿命のライバル』と思い込まされたくらい」なんてことが書いてあって、ああ「韓国は宿命のライバル」のレトリックはこんなに長く使われてきたのか、と妙に納得した。
それから当時は貴乃花ブームの時代。
今でこそ明るみになってしまったけど、当時はヒーロー一家だった「花田」一家に、当時の時点で「あそこの家、へんだ」と言っていたナンシー関の読みはすごい。
なにぶんずいぶん昔に連載されていた時事ネタコラムなので、ネタ元のことを覚えていないと微妙だけど、僕を筆頭にアラサーの人なら今でも十分楽しめると思う。
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