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景山民夫のエッセイ【書評一覧】 > イルカの恋、カンガルーの友情
作品名: イルカの恋、カンガルーの友情 作家名: 景山民夫 ジャンル: エッセイ 笑:☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽:☆☆☆☆☆☆★★★★ ス:☆☆☆☆☆☆★★★★ 危:☆☆☆☆☆☆☆★★★ 景山民夫その他のエッセイ |
景山民夫はたびたび中島らもさんのエッセイに「うさんくさいやつ」として登場していたのだが、そのらもさんのエッセイの中で紹介されていた話が、この『イルカの恋、カンガルーの友情』に登場し、おっ、とテンションが上がってしまった。
スコットランドの民族衣装キルト(男が着ているチェック柄のスカート)の下には下着をつけないと聞いた景山が、スコットランドを訪れた際いそいそと丘でバグパイプを吹いている男に近づいてゆき、「スカートの中を見せろ」と話しかける話だ。
これはウソのような本当の話なのか、それとも本当のようなウソなのか。
ここ数冊本を読んだ感じ、景山民夫の変人振りからして、ちょっとこれは判断しかねる。
またこの場合、ウソだったら変人なのか、本当だったら変人なのか。どっちなんだろうか。
この話のほか、はしご車を自家用車として使っていた話、物件を探しにいった先で前の(亡き)住人が床の間に腰掛けているのを見かけた話、ビートたけしに対抗して飛び込みでキャデラックを買った話など、ヘンテコで可笑しいエッセイが34編掲載されている。
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