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鮫肌文殊のエッセイ【書評一覧】 > 放送作家のススメ
鮫肌文殊、といわれてもぴんとこないかもしれないが、実は「電波少年」「ぐるナイ」「ASAYAN」「ハンマープライス」など、誰でも一度は見たことがあるであろうテレビ番組を手がけた、気鋭の放送作家なのだ。
本の内容は、小説仕立てになっていたり、番組企画書(ネタ)が掲載されていたりで境界が曖昧なのだけど、主に自身がテレビ業界に入ったときのことや、テレビ業界について語られたエッセイとなっている。
テレビ業界に生息する人々がいかに奇妙キテレツであるかがよくわかる一冊で、タイトルどおり、放送作家になりたい人には大変興味深い内容なのだと思う。
ちなみに僕のように興味がない人でも軽い感じのギャグエッセイとしてアハハと笑える一冊だった。
ところでこの鮫肌文殊という名前は、僕にはとても馴染み深い。
実はこの人は中島らもの古くからの友人で、中島らものエッセイなんかにしょっちゅう名前が出てくる人なのだ。
とはいえ当時はまだ放送作家ではなく、「ゲロをピューと吐くパンクスの高校生」として紹介されていたりするのだけど。
この『放送作家のススメ』が文庫化されたのが2005年秋で、らもさんが亡くなって1年くらいあとのようで、あとがきや松尾貴史による解説などでもそのことが触れられている。
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