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中島らもの小説【書評一覧】 > 寝ずの番
ユーモア短編集。
桂吉朝ら落語家から聞いた話をそのまま物語としてまとめた(ようなもんだから俺に印税よこせ!と吉朝さんがあとがきで怒っている)という「寝ずの番」3話。師匠、兄弟子、姐さんの通夜の夜に巻き起こる弟子たちの騒ぎを描く。とびきり下品でとびきり粋な3篇。
それにらもさんオリジナルの短編小説7話を収録した一冊。
子どものころ永井君にされた「ぽっっっか~~~ん」が現在によみがえり劇団リリパット・アーミーのいたずらオヤジたちに火をつける(「ポッカァーン」)、ぎょう虫検査と小学生のほろ苦い想い(「黄色いセロファン」)、おれとおれのクローンの生活(「仔羊ドリー」)など。
さっきまであほで下品なことばっかりいっていたおっちゃんが、急にロマンチックなことをいったかと思うと、最後にはホロリとさせる。
助べえでアホでキザ。そんな中島らもの魅力がきゅっと詰まっている一冊です。
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