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書評ブログの【笑える本を読もう!】

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作品名: 明るい悩み相談室
作家名: 中島らも
ジャンル: 悩み相談

笑:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
ス:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
危:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
中島らもその他のジャンル本
【書評・あらすじ】
 1984年から94年の間、朝日新聞で10年間連載していた悩み相談。
 読者からの明るい悩みにらもさんが答えたもの。
 エッセイスト、小説家、ロッカーなどさまざまな顔を持つ中島らもだけど、この「明るい悩み相談室」シリーズが一番の代表作といえるかもしれない。
 どの質問もおかしくて、それに答えるらもさんのウィットに富んだ回答もいちいち笑える。
 例えばこんな感じ。

質問
テレビ欄に「今夜生放送!激怒するN氏、困惑泣き出すMさん」などとタイトルが載っていたりします。まだ始まってもいない番組の中身を勝手に決めて、その通りにならないときには、だれが視聴者に対して責任をとるのでしょう。
らも
テレビ局の中には、あまり目立たないセクションですが「予測調査室」というのがあります。部屋の中には各種の祭壇がしつらえられ、霊媒、易者、霊感占師、超能力少年などが、今夜の生放送の中で起こることを予言しているのです。
(ばしっと明るい悩み相談室より一部抜粋)

 全7巻ありますが、金太郎飴みたいなもので、どの巻買っても同じように面白い。
 10年連載が続いたのは伊達じゃない。

追記:
 なお、もともと朝日文芸文庫から出版されていた「明るい悩み相談室」全7冊は現在は再版されていないよう。僕は朝日版を持っているので、上記記事はそれを参考に書きました。
 まあ気になる人は古本屋で探してみてください。ブックオフに行けばたいがい何冊か置いてありますので。
 現在は集英社文庫からコンパクトにテーマ別にまとめられた版が出版されている。もともと7冊分あったものが3冊にまとめられているわけだから、すべて収録されているわけではないと思う。
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