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三浦しをんのエッセイ【書評一覧】 > 乙女なげやり
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僕はクールだ…ってこのネタ、以下はコチラと同文。とほほですよ。
ところで僕は高校時代を男子校で過ごした。男子として「あの辺」の一番多感な時期を、女の子抜きで過ごしてしまった。おかげで僕は「クラスメートの女子」というイメージを知らず、要するに「普通の女子」というイメージが抱けないまま10代後半を過ごした。
その反動なのか、大学は文学部に通った。
文学部とは女9:男1という脅威の割合でみごとに女子ばかりの学部だ。
これはもう完全にハーレム状態だ。引く手あまたの引っ張りだこ。ぱっこんぱっこんだ。うはははは、はははははは、うはは、はははははは…。
…ない。
そんなことはないっ!
そんな事情で、どうも僕は女性に対して抱くイメージに偏りがあるらしい。特にこの『乙女なげやり』を読んでそのことがよおく分かった。というのも、どうもこの『乙女なげやり』から察するに、女性というのはこういうものらしいのだ。
①猫になって好きなアーティストから「うんちがでかい」と褒められることを夢想。
②若い男二人が案内役の旅番組を妄想し、「あらあら浴衣で釣りですか。裾を引っかけないように気をつけてくださいよ~」とご丁寧にナレーションまで加える。
③変なブルマにピチピチのタイツスタイルのミノロフ先生に胸が「張り裂けんばかり」。
など、もうなんかよう分からんが、しをんさん、ほんとかよ!といった感じで、「乙女」という言葉をことごとく打ち砕いてくださり、いい具合にぶっ飛んだエッセイ集、大変おいしゅうございました。
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