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三島由紀夫の小説【書評一覧】 > 三島由紀夫レター教室
レター教室/三島由紀夫
【あらすじ・ひとこと】
5人の登場人物が書いた手紙をレター教室の文例集として掲載した、という設定の小説。
劇中に地の文(「そのとき彼はふらりと立ち上がり、そしておもむろにこういった」みたいな文)は存在せず、ストーリーはすべて手紙の中で描かれる。
つまり、仮に僕があなたに「なめとんのかい、われぇ、ぬっころしたろか!ぼけぇ!」という手紙を送っていたとして、次のあなたへの手紙で「この前はショートケーキ、ありがとうね」なんて書いていたら、その様子は直接描かれないにしても、読者には、僕がいったん切れたけど2通の手紙の間に結局仲直りしたんだ、と伝わるということ。
そんな感じで物語が進んでゆく。
そこがこの小説の最大の仕掛けだし、とても面白いところだった。
いさかいと恋とユーモア。
登場人物たちがつむぐ人生という喜劇の断片。
クスリと笑える感じでよかった。
笑:☆☆☆☆☆☆★★★★(笑える度)
楽:☆☆☆☆☆☆☆★★★(楽しめる度)
ス:☆☆☆☆☆☆☆★★★(人におススメできる度)
危:☆☆☆☆☆☆★★★★(図書館など静かな場所で読んだら危険度)
【あらすじ・ひとこと】
5人の登場人物が書いた手紙をレター教室の文例集として掲載した、という設定の小説。
劇中に地の文(「そのとき彼はふらりと立ち上がり、そしておもむろにこういった」みたいな文)は存在せず、ストーリーはすべて手紙の中で描かれる。
つまり、仮に僕があなたに「なめとんのかい、われぇ、ぬっころしたろか!ぼけぇ!」という手紙を送っていたとして、次のあなたへの手紙で「この前はショートケーキ、ありがとうね」なんて書いていたら、その様子は直接描かれないにしても、読者には、僕がいったん切れたけど2通の手紙の間に結局仲直りしたんだ、と伝わるということ。
そんな感じで物語が進んでゆく。
そこがこの小説の最大の仕掛けだし、とても面白いところだった。
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笑:☆☆☆☆☆☆★★★★(笑える度)
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