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浅田次郎の小説【書評一覧】 > プリズンホテル 1 夏
唯一の血縁者がヤクザの叔父さんだけという、わけありの人生を送る主人公の木戸孝之介。極道ものの小説を書いて口を糊している。
父の葬式で再会したその叔父さんがリゾートホテルを経営するという話を聞く。
しかしいざ泊まりに行ってみると、なんとそこは「任侠団体」が運営する任侠団体専門のホテルだった。
町の人々はまだしも、警察までもから「プリズンホテル」と恐れられるそのホテル。
ホテルがホテルだけに、泊まりにくる客も従業員もみなそれぞれの事情を抱えている。
それぞれのわけあり人生が交錯する、夏の日の二泊三日。
上質でしかも思わず吹き出してしまうような笑いどころがしっかり用意されているうえ、義理と人情でぐっとくる場面も。笑わせて泣かす。見事に読者の心を突いてくる作品。バツグンに面白かった。
全4巻あるので、しばらく安心して本が読めます。僕は嬉しい。
シリーズ全作も合わせてどうぞ。
プリズンホテル 2 秋 プリズンホテル 3 冬 プリズンホテル 4 春
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