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中島らものその他の本【書評一覧】 > らも咄
中島らもオリジナルの新作落語集。
関西のある場所に存在する「うどんの墓場」とそこに迷い込んだ男の悲劇(「うどん番外地・けつねの墓場」)、迷子の魅力を淡々と語るわが子は迷子の達人だった(「迷い子の達人」)、知ったかぶりの男と何も知らない阿呆の壮絶な戦い(「知ったかぶり」)など14話収録。
おススメは「吐かせの岩崎」。
取り調べで脅してもうんともすんとも言わない容疑者を、「吐かせの岩崎」とあだ名される刑事が驚きのやり方で精神的に追い込んでいく。
らもさんの「やらしい」部分がよく出ててめちゃくちゃ笑える。
落語なんだけど、すとんと落ちるショートショートとしても楽しめる一冊です。
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