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作品名: パンク侍、斬られて候
作家名: 町田康
ジャンル: 長編小説

笑:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆★★★★★
ス:☆☆☆☆★★★★★★
危:☆☆☆☆☆☆★★★★
町田康のこの他の小説 
【書評・あらすじ】
 時代小説。
 町田康にしては物語ものとして普通に面白い。
 町田康といばストーリー性なんてほとんどなくて、どの話がどんな話だったかさっぱり思い出せない作家だと思っていたけど(※ストーリー性とは別のところに面白さがあるという意味)、なんだこれ、異常にワクワクするストーリー展開。
 さすが2年間引きこもってひねもす時代劇ばかり見ていたというだけあって、時代小説は面白いのか。
 と、思いつつ小説の4分の3は楽しく読めた。
 しかしそこからは怒涛の幕切れ。町田病、ともいうべきシュールかつグロテスクな描写。結末。
 ところで、この小説の「腹ふり党」って、『壊色』の「すぶやん」の「はらふりすぶやん」といったいどんな関係があるんだろうか。

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