野田秀樹の名言集

野田秀樹
・・・劇団夢の遊眠社主宰。書き物としては、数多くの毒舌笑えるエッセイを手がける。松尾スズキに与えた影響大と思しき人。

大相撲は当時、表向きは前近代のスポーツと言われていた。が、はっきりいうと、でぶのけんかにしか見えなかった。 （ミーハー）

おさがりの服は、必ず色がぼやっとあせていて角が丸い。直線よりも曲線が多い。人がものを使いこむと、そのものは、丸っこくなり曲線が増えていく。曲線は人間の視覚に訴える。俺を覚えておいてくれと。 （僕が20世紀と暮らしていた頃）

今夜あたり、突然死すると、これが遺稿ということになる。万一、えんえんと、パンツの話を書いた直後に死が訪れたりしても、それでもやはりこれが遺稿ということになる。 （この人をほめよ）

「ブスと呼ばれる女性は、どこか負い目をもっているものだから、あまり責めてはいけませんという私の教育理念を覆した積極的に社会に参加し危害を加えるブス」 （おねえさんといっしょ）

「忙しい、忙しい」と言っている人間の中から英雄が生まれたためしはない。 （人類への胃散）

子供はグリコキャラメルを味わう前にチューリップが出て来るのかロケットが出て来るのか、その運命を味わいます。しかし製造元のグリコにしてみれば、それは封をした時点で必然の縦糸です。それをたまさか出てくる偶然の横糸と思っているのは子供だけなんです。 （怪盗乱魔）

逃げると言えば響きは悪いが、逃げる者の方が追う者よりも必ず一歩先を走っているんだ。 （怪盗乱魔）

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又吉直樹の名言集

又吉直樹
・・・ピースのダウナー系ラリり担当。中島らものそっくりさん。

スケールの大きな男になりたいが、今日も僕は独りでししゃもを温め食べている。 （第２図書係補佐）

二十歳の頃、僕は毎晩のようにヘッドフォンを頭に装着し鼓膜を引き裂くような爆音で音楽を聴き、眼からは大量の涙を流しながら自転車をこいでいた。近所の住人達からは相当危ない奴だと恐れられていただろう。 （第２図書係補佐）

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