延長戦に入りました

作品名：　延長戦に入りました 作家名：　奥田英朗 ジャンル：　エッセイ 笑：☆☆☆☆☆☆★★★★ 楽：☆☆☆☆☆☆★★★★ ス：☆☆☆☆☆☆★★★★ 危：☆☆☆☆☆☆★★★★ 奥田英朗その他のエッセイ

【書評・あらすじ】
　奥田英朗が『ウランバーナの森』で作家としてデビューする前に書かれたエッセイ集。
　タイトルどおり、本のテーマは「スポーツ」。
　ところが、体の故障をえばる話や、スポーツの試合よりも観戦客が気になる話、図書館に置かれたスポーツ新聞を他の利用者をけん制しながらも奪い合う話、など、どこか視点がズレていておかしい。
　主に９０年代中ごろのスポーツ界のできごとが、奥田英朗自身の若かりし日の体験談などを交えながらユーモラスに語られている。
　９０年代ってえと僕は中学高校生をしていた時代なのだが、スポーツニュースってそんなにいつまでもはっきりと心に残っているものでもないから、読んでいて何度も、そんなことあったなーと懐かしくなったりした。

港町食堂

作品名：　港町食堂 作家名：　奥田英朗 ジャンル：　エッセイ 笑：☆☆☆☆☆★★★★★ 楽：☆☆☆☆☆☆★★★★ ス：☆☆☆☆☆☆★★★★ 危：☆☆☆☆☆★★★★★ 奥田英朗その他のエッセイ

【書評・あらすじ】
　『イン・ザ・プール』や『ララピポ』等、笑えて面白い小説を連発している奥田英朗の旅エッセイ。
　「港町」をテーマに、土佐清水、五島列島、牡鹿半島、釜山等々をめぐる。
　取材として旅に行った先々で、時化にあったり、甲板で踊ったり、それを目撃されたり、カラオケしたり、ムカデにかまれたり。あー楽しかったんだろうなといった感じ。
　まあそんな感じでさらりと楽しめる旅行記。